サハリン事務所より
サハリン事務所所長キム ハ ボク
横浜通商サハリン事務所について
横浜通商サハリン事務所は1993 年に開設されました。同時期に国外市場へと目をむけ始めたサハリンの企業とのビジネス拡大が目的でした。当時のロシアは困難な時期にあったため、サハリンの取引先の企業の多くが直面していた資金難や、ロシア独特の対外経済活動の条件などを考慮しながら仕事をする必要がありました。
しかし、駐在事務所を開設してからの過去19年間で、状況は大きく変化しました。現在ではロシアの水産物を日本へ輸出するだけでなく、グローバル市場における第三国へのロシア産水産物の輸出や、第三国からロシアへの水産物の輸入にも携わっています。売上の大半を占めている伝統的なロシア産水産物(スケソウダラ、鮭鱒、カニ、エビなど)の取引に加え、最近ではロシアの漁業会社の間で、水産加工機械など、日本製品の需要が一段と高まってきています。
ここ数年、サハリンの漁業会社の間では大きな構造変化が起きています。
ソ連時代の大企業は舞台を去り、 1990年代中頃に誕生した多くの企業が各分野で大きく成長しました。このような強い企業が私たちの安定的な取引先となっています。これらの企業はロシアだけでなく、世界中で知られています。相互の信頼とパートナーシップが強まっていることは、長年の協力関係から明らかです。
横浜通商に対するサハリンの企業からの高い評価は(私達がビジネスをする上で)非常に大きな助けとなっており、時には書面を取りかわすことなく、口頭で契約が成立することさえあります。パートナー企業のこのような対応に私たちの責任の重さを感じさせられ、身が引き締まる思いです。
入社を希望される皆さんへ
横浜通商の社員教育の方針について特筆すべきことは、日本やロシアの(主に外国語)大学を卒業した若者が入社し、現場(工場、生産船)に直接入って生産について修得する機会を与えられ、専門性を身につけた人材が多数育成されているということです。
どんな人材が必要とされているか
1. 新しいことにも恐れずに取り組める若者
2. デスクワークだけなく、船上や加工場でも働く意欲のある若者
3. ユーモアを理解できる若者
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